2021年5月16日(日)
5月7日に予定していたトリオデルアルテの杉並公会堂での演奏会が延期となった。6月21日に延期が決まり、じっくりと今予習中です。コロナ感染拡大の影響は、この先もさまざまなところで出てくると思うが、コンサートはじめミュージカル、演劇など会場での演者と観客の関係がどんどん希薄になってしまうと危惧しています。(オンラインや配信でも伝わることはあると思いますが)
シューベルトのピアノトリオ2番は結構な大曲だ。40分以上のトリオはこの時代としてはかなりの規模だと思う。詳しいことは自分はよくわかっていないが、繰り返しなどが多いのだろうか?
そして今回延期が決まった後に1曲目が変更となった。ベートーヴェンのトリオ1番が3番に。なぜ変更?と理由はよくわからないが、調性を再考したのかな?と思った。べートーヴェンはハ短調、シューベルトは変ホ長調で調号が同じ♭3つ。「運命」から「英雄」へというわけではないが、苦難を越えていくイメージがある(勝手な想像ですいません)。ベートーヴェンの3番は終わり方が独特だ。
じっくり聞いているシューベルトは、J.P.コラールのピアノ、デュメイのヴァイオリン、ロデオンのチェロ。フランス人がドイツものをやるというので珍しかもしれないが、日本人がドイツものをやるのと比較するのも面白いかもしれない。
*このCDジャケットの絵はある家族の肖像画だが、休日に家族で室内楽を演奏するようなディレッタントの雰囲気があるので使われたのだろうか。