観桜会 テノール・コンサート

2015年5月3日(日)

今年もギメル社の「観桜会」コンサートの調律へ行ってまいりました。

昨年と同じくジョン・健・ヌッツォ氏を招いてのテノールコンサート。

まだ桜は咲いているのかな?と思いながら会場へ向かいましたが、八重桜が最後の華やぎを見せてくれていました。

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楽器の方はピッチが中ほどで落ちていましたので、業界で言う2回取りをして、タッチの調整。今回は会場の客席からも楽器が見える位置だったので、よりベヒシュタインの音が視覚的にも感じられるのでは?と思いました。

コンサートは熱気あふれる雰囲気で、「荒城の月」、「さくら」、「Bring him Home レ・ミゼラブル」そして「Time to Say Goodbye」は圧巻でした。前回もそうでしたが、歌に包まれるという感じでした。

余談ですが、前半に歌われたシューベルトの「ます」の歌詞でBaechlein「ベックライン」(小川)という発音がちょっとBechsteinに似ていて、「おっ?」と耳をそばだてました。聞き間違いでした。