修理日記

2017年12月19日(火)

こんにちは、私はユーロピアノでピアノの修復を担当している菊嶋と申します。
以前にもブログは書いていたのですが、また書き始めてみようと思い投稿します。
宜しければご覧になってくださると幸いです。
現在私たちはドイツのピアノメーカーでC.BECHSTEINという会社のピアノをメインに取り扱っております。
その関係もありBECHSTEINの修復を数多くこなして来ました。
このブログでは過去の修復模様や現在の修復過程などを書いてみようと思っております。
次の写真は以前に修復したC.BECHSTEIN mod:B klassischeのものです。

ピンブロックと呼ばれる部位でチューニングのトルク保持のため、木目を縦横交互にするように8mmくらいのメイプル材を5枚接着した合板を使います。
BECHSTEIN社は当時フレーム(鉄骨)がピンブロックに被ってない、くり抜いたような形状のものを採用していました。
加工は高度な技術でフレームに合わせられて、仕上がりは大変美しいものでした。
それではまた
ユーロピアノ 菊嶋