2023年2月2日(木)
ミリアム・コーエンのグラナドスの到着を待つ間、今月はエル=バシャがD280で録音したバッハの平均律クラヴィーア第1集を。
自分はSACD専用のオーディオ機器を持っていないのですが、非常に解像度が高い録音だと思います。ピアノの録音は難しいと聞きますが、聴いていて心地よい、疲れない音です。調律は阿部さんです。エル=バシャとの録音時のエピソードを聞くと、とても興味深いのですが、それはまた別の時に。
自分でも練習中なので、どんな曲なのか?と思うたびに聞いています。今はNo.16のト短調のフーガを練習中ですが、ついこの前は「ペダルを使いすぎている」と同僚から指摘を受けました。自分のイメージしていた音が、ホール等での録音された音だったので、その豊潤な響きを追うあまり、ペダルを多用しているのかもしれないと思いました。指使いが悪く、音が物切れになるのが怖いという問題もあります。個人的に楽しんでいるので、少し気に留める程度にしようかなと思っていますが。
平均律クラヴィーアの第2集もすでに出て久しいですが、まだまだあと10年くらい、自分は第1集を聞き続けるのだろう。と思いながら、今日もまた4声のフーガをどうやって響かせようか奮闘中です。