昨日はエル=バシャと戸田弥生さんのバイオリンデュオの録音の最終日だった。録音は相模湖のホールにベヒシュタインD-282を持込んで行なわれた。今日から金曜迄休憩を挟み、同じ会場で水曜から今度はJ.S.Bachの平均律クラヴィア曲集第二巻のレコーディングがされる予定だ。
ホールの関係もあり、一度ピアノを搬出しないとならなかったが、大雪の影響で中央道も甲州街道も遮断されてしまい運送屋さんの引取が物理的に無理になってしまったという連絡を17時受けた。
致し方ない状況故、相模湖のホールのご理解も有り、次の録音の水曜日まで現地でピアノを保管してもらう事になり、皆胸を撫で下ろしたのもつかの間、根本的な問題に気付く。
さて、ところで皆東京に移動できるの?
翌日(今日)は、ベヒシュタイン汐留サロンで公開レッスンがあるよ。。
午前中は本人の練習にあてている時間だったので、それはもしホールでそのまま練習ができるのなら良いけど、昼迄に戻って来られるの?
レコード会社の車両は、しっかりスノータイヤを装備していると言う事だが、機材が重くて坂道が上れないと連絡が19時過ぎ頃入いる。
祈るような気持ちで、自分の家の雪かきに没頭し放心している時電話がなった。
結局運良く臨時の上り電車が22時過ぎに出る事になったという、乗車直前の阿部君からの連絡だった。
自分が住む八王子も、お昼過ぎに雪かきをしたにもかかわらず、夜には玄関ドアが雪で空かなくなる程凄い雪だった。
きっと相模湖界隈は更に凄かった事だろう。
今朝も、自分がいつも使うバス路線は運休状態で、バス10分の道のりを徒歩で駅迄行った。なので、今朝10時に汐留サロンにリハーサルの為やってきたでエル=バシャさんの顔を見られるまで本当に気が気ではなかった。
氏の練習するバッハのポリフォニーを、今予定どおり汐留で聴く事ができ、本当に良かった。
さて、そろそろ公開レッスン前の調律直しの時間だ。