2021年1月4日(月)
新年早々汐留サロンのスタジオで練習するピアニストがいた。ヤノシュ・オレイニチャク、以前もブログに書いた、ショパンを得意とするポーランドのピアニスト。「戦場のピアニスト」で注目された。
今回は昨年の延期された公演の振り替えで1月けっこうな数コンサートを行うようだ。コロナ禍の中、生演奏に飢えたショパン愛好家にはたまらないだろう。よくぞ来日してくれました。
しかし、スタジオから漏れ出てきた音楽は意外にもピアソラだった。調べると今年生誕100年とのこと。「リベルタンゴ」で一世を風靡したが、「天使のミロンガ」「オブリヴィオン」など耳に馴染む曲も多い。バンドネオンでの演奏が正統かもしれないが、ピアノやチェロ、ヴァイオリンなど普遍性もある。
無事にコンサートが行われることを祈りつつ。朝イチでピアノ調律しておいてよかったと胸をなでおろした。