今月の1枚 September 2022
Beautifulなエル=バシャのバッハ

2022年9月2日(金)

今月はエル=バシャがバッハの組曲から選んだものを。日本での録音で、調律はベヒシュタイン・ジャパンの阿部です。彼はエル=バシャにたいそう気に入られて、「パリに連れて帰りたい」とまで言われたとか、言われていないとか。阿部のブログにもエル=バシャとの録音時のエピソードがあり、とても興味深い内容でした。

このCDでは、フランス風序曲がおすすめです。他にあまり録音や演奏のよいものが多くなく、またショールームでお客様が弾いていた「ガヴォット」が耳に残り、よく聞きました。個人的にはイギリス組曲の3番を弾いたことがあり、録音も多く持っていますが、ベヒシュタインでのイギリス組曲は聞いたことがなかったので、よいコレクションとなりました。

先程の阿部の話では、録音の際にエル=バシャが、自身のフランス組曲第5番の「サラバンド」のチェック時に、思わず”beautiful”とつぶやいていたと。それを聞いたうえで聴き直すと、たしかに「ビィウティホー」と自分もつぶやいたとか、つぶやいていないとか。

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