今月の1枚 April 2023
グラナドスをベヒシュタインで聞く

2023年4月3日(月)

 

グラナドスをベヒシュタインで聞くとは思ってもいなかった。グラナドスの曲の演奏=ラローチャという式しか知らなかったのですが、ベヒシュタイン社のKさんから聞いて購入してみました。バルボー・コーエンというフランスのピアニストのことは全く知らず。しかしベヒシュタイン・ドイツ本社のHPには載っていました。現在はフランクフルトに住んで音楽活動をしているようです。

https://www.bechstein.com/die-welt-von-bechstein/pianisten/myriam-barbaux-cohen/

グラナドスは、第一次大戦時、ドイツの潜水艦Uボートによって沈んだ船に乗っていたため亡くなりました。(48歳と8か月、ほぼ今の自分と同じ年齢でした)だからというわけではないですが、「グラナドスをドイツのベヒシュタインで弾く」ということに何か感じるわけです。

まぁどうでもいい話でしたが、CDのほうは、「あー、ベヒシュタインの音だなぁ」と思わせる部分がたくさんあります。音がたくさんあふれている箇所ではなく、単音で伸ばされるようなシーンで自分はすごく感じました。プログラムは有名な演奏会用アレグロやスペイン舞曲からの「オリエンタル」くらいで、他はあまり耳にしない曲なのでは。「詩的な情景」”Escenas Poeticas”は上記のようにベヒシュタインの音をよくとらえている演奏(録音)かなと思いました。

また、録音場所がImmanuelカルチャーセンターとなっていますが、Wuppertal(ヴッパータール)にあるようです。自分がいたSolingenに近く、川の上を走るモノレール(世界初とか)で有名な街です。

 

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