今月の1枚 September 2023
もう一つのドヴォコン

2023年9月18日(月)

 

「ドヴォルザークの協奏曲(通称ドヴォコン)」と言えば、一曲だけ作られたチェロ協奏曲というのが常識となりますが、ピアノやヴァイオリンにもそれぞれ一曲ずつ残されていて、そのピアノ協奏曲にもいくつか名盤がある。

チェコのピアニスト、パネンカやフィルクスニーをはじめリヒテルとクライバー&バイエルン放送響という大物級の組み合わせ、エマールとアーノンクール&コンセルトヘボウというちょっと変わり者系もあったり。今回取り上げたのはかなりマイナー(言っては悪いが)なボリス・ブロッホ盤。

しっかり自分で聴くのも久しぶり。D280というひとつ前のモデルが使用されている。ブロッホはオデッサ(ウクライナ)出身のピアニスト、指揮者。当時はエッセンの音大で教えていた関係でオケはデュイスブルクのオーケストラなんだろうか。

硬質なベヒシュタインの音が際立つ演奏だ。特にカデンツァ部分で。二楽章が特によいと思う。ちょっと北欧系のような響きもある。他にピアノ協奏曲でベヒシュタイン使用というのは探せばあるのだろうけど、自分はあまり知らない。ボレットとシャイー、ベルリン放送響のシューマン・グリーグは以前ブログに書いたと思いますが、それは時代的にEN使用だと思われます。

他にはシャニ・ディリュカ(スリランカ出身女性)ソロでベートーヴェンの1番・2番のコンチェルトもあった。なかなかこれはよかったので、また今度思いついたら取り上げます。

 

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