2022年4月3日(日)
以前ご紹介したDavid Theodor Schmidt(シュミット)のブゾーニ編曲ものを取り上げます。
デビューはソニーからだったと記憶していますが、これはHänssler(ヘンスラー)というちょっとマイナーなレーベルから。他にシューマンの録音もあります。今回のピアノ調律は先月のYounのと同じ.Garlinですね。
最初のバッハのシャコンヌ(Violin.曲のパルティータの中の1曲)からなかなか激しく、力強く鳴らしています。お!と思った後にコラールが優しく響き、途中珍しいブラームスのコラール(元はこれもオルガン曲かな?)を挟み、また激しいトッカータとフーガ。終わりはE.ペトリ(ブゾーニの弟子)の編曲でのどかな雰囲気に。かなりお腹がいっぱいになるのですが、ベヒシュタインの音を堪能できると思います。
ドイツやヨーロッパでは知られているのではないかと思いますが、日本ではそれほどでもない気がします。コンクール歴がそれほど目立つものがないからでしょうか。
余談ですが、シャツの袖が長いのが気になってしまいます。