クラヴィコード設置♪~浜松町ベヒシュタインサロン スタジオCにてレンタル開始しました!~

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ドイツ・ノイペルト社製 “Philipp Emanuel” 135(w)×50(L)cm 重量37㎏ 音域F1-f3 5 oktaves

【クラヴィコードについて】
クラヴィコードの名称は、ラテン語のclavis(鍵)とchorda(弦)に由来します。
13~14世紀頃、(約700年前頃)音律研究用の発音具、一弦ツィターのモノコードに、打弦鍵盤を取り付けて誕生しました。その後、和音を奏する目的で弦数が徐々に増加し、同時に奏する可能性のない鍵盤は、1本の弦を共有するフレット式が、長く採用されました。特に、増1度の音程(ドとド♯)などが共有され、同時に打鍵すると高い方のみ発音するそうです。
18世紀には、1鍵盤1弦が一般的になりました。

小型で安価の為、16世紀には、ヨーロッパ全土で、17世紀以降は、オルガンの盛んだったドイツで教育用の楽器、オルガニストの練習用楽器として一般家庭まで普及し、広く愛好されました。

クラヴィコードを愛奏した作曲家は、バッハ、ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェン・・・等です。
クラヴィコードの曲を多く残したのは、J.S,バッハの長男V.Fバッハ(ヴィルヘルム・フリーデマン・バッハ)、次男C.P.Eバッハ(カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ)、ハイドン→〈初期のクラヴィーアソナタのほとんど〉でした。
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発音のしくみは、鍵を押すとその鍵のうしろの方に立てられた金属片(マイナスドライバーの先のような形状で、タンジェントと呼ばれる)が、弦を垂直に突き上げます。そこから右側のブリッジまでが振動し、下の響板に伝わります。鍵を離すと弦からタンジェントが離れ、弦全体がフェルトで消音されます。
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↑ 音域F1-f3の5オクターブで、61個の鍵盤と61本の弦が張られています。

音量は、極めて小さく、蜂の飛ぶ音と比べる記述もあるほどです。音は小さいながらも、タッチの変化がダイレクトに弦に伝わる為、微妙なニュアンスや歌うような表現が可能です。

特筆すべきは、鍵を押したまま細かく上下に震わせると、弦の張力に変化が起き、一種のビブラート効果が得られる唯一の鍵盤楽器ということです。
ベーブング奏法といい、C.P.Eバッハは、作品にベーブングを指定し、クラビコードの可能性を限りなく引き出した作曲家として知られています。
彼は「正しいクラヴィーア奏法試論(1753)」で “よい演奏表現を身に付けるのに不可欠な楽器” と述べています。
ベーブング記号は、・・・の上にスラーのようなカッコをした形です。C.P.Eバッハ作曲の楽譜コピーをご用意しましたので、よろしければお申し出ください。
是非、クラヴィコードの極小の音響に耳を澄まし、音楽表現の工夫を楽しみにいらしてください。

30分 ¥1000(昼割12~14時¥900)