2021年3月20日(土)
声楽曲はドイツリートもよく聞いています。このディースカウとブレンデルのコンビのシューベルト、シューマン歌曲集は、ブレンデル好きの自分としてはお勧めです。
「白鳥の歌」はシューベルトの死後、寄せ集めのような感じで出版されたそうで、他の歌曲集に比べてまとまり感が薄いです。その分全曲を通して聴く必要もなく、けっこうランダムで聞いています。”Ständchen”はきっとどこかで耳にしたことのあるメロディー、”Der Atlas”も劇的でドイツ語でないとこの感じが出ない(気がする)。
ディースカウは何度も録音していて、この録音時は全盛を過ぎ、しかも病気もあったと聞きます。シューベルトの曲は少し枯れた感じ(諦観)があるので、自分としてはいろいろ聞いてきたけどこの時期の声がしっくりくるのではないか?と思う。