2015年5月20日(水)
ユーロピアノ・音楽教室の講師を務める辻本彩さんがチェンバロを弾く「パリトリオ 情熱の裏側 Vol.1」のコンサートが汐留サロンでありました。
だんだんとチェンバロには厳しい高温多湿の季節がやってきますが、今日はまだ暑いだけで湿気も少なく音がよく響いたと思います。
パリで同じ時期に勉強されていたフルートの荒川洋さん、チェロの江口心一さん、自作の演奏やそれぞれのソロもありなかなか意欲的なプログラムでした。
個人的にはヘンデルとバッハのフルートソナタがよかったですね。チェンバロソロはF.クープランがこれぞフランス!という響きでした。
今回はモダンのフルート・チェロとの合わせだったのと、途中でバロックピッチにするということもあり、平均律での調律となりました。普段の古典調律とは違う響きで、逆にまた新鮮でした。しかし、音がピアノよりシンプルなので、ピアノの平均律より「ウルフ(うなり)」を感じました。