C.Bechstein Classic118 Schwarz poliert 入荷!

2015年7月31日(金)

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ベヒシュタインの黒は深みが違います。先日チェリー艶消しのclassic118が出荷されましたので、次はschwarz poliert シュヴァルツポリアート(黒つや出し)の同モデルを展示しました。

この暑い日中の搬入で少し調律が乱れていますが、落ち着いてから調律調整をします。自分はこの少しラフな調律がすごく好きです。調律が好きというよりは、調律後のすっきりとした響きが戻ってきた、という感じが好きなんだと思います。お気に入りの曲を弾いてみて、その響きを確かめる。「あー、ピアノって楽しいわぁ」と思う瞬間です。ほんとに弾く方は趣味なので、ちょっと気楽な発言ですいません。

「シュヴァルツ」というとドイツの「黒い森」を思い浮かべる人も多いと思います。昔は森というのは人間の世界とは違う、暗黒の世界でした。魔女がいるかもしれない、それこそゲーテの「魔王」のように走り抜けなければ命も危ない世界。

ドイツ国旗にも黒色は使用され、「名誉」「勤勉」を表しているとも。(諸説あります)

そういう「黒」に対してのドイツ人の感覚はやはり日本人とはまた違っていると思います。存在感のある黒つや出しのClassic118、ぜひご覧ください!