2016年6月8日(水)
1810年6月8日、ドイツはツヴィッカウに生まれました。ザクセン州では4番目に大きな都市ですが、日本での知名度はあまり高くはないと思います。音楽史的にはやはりシューマンの生誕地ということで有名です。
ピアノをはじめ歌、交響曲、協奏曲など数多くの名曲を残しています。ピアノ曲では「子供の情景」『森の情景」など小曲集を個人的にはよく聴きます。
以前My Favorite CDでも紹介したピアノ協奏曲は、一曲だけですがロマン派を代表する名曲です。CDではよくグリーグとカップリングされますが、リパッティのレコードがその始まりだったと言われています。同じイ短調、30分くらい、ピアノのソロで開始される部分など似ています。(同じライプツィヒで勉強したからでしょうか？）
今ユーロピアノ八王子工房でこの協奏曲を弾いている技術研修生がいますが、なかなかむつかしそうです。
ピアノに関しては指を故障してしまい、ピアニストを断念し作曲、評論へと方向転換を余儀なくされましたが、そのおかげで今多くの曲が残っていますし、ショパンやブラームスといった天才を見出しました。
ライン川に身投げしたとか精神病院に入っていたとか、よくないイメージが先行しがちですが、残された作品は私たちの生活を豊かにしてくれます。ありがたいことですね。