モデルの変遷 アップライト編 その3

2021年8月9日(月)

 

その3

さらにベヒシュタイン創業150年を記念して、Millenium116(M116)というモデルが2000年以降作られます。(ベヒシュタインは1853年創業なので、2003年が150年となります)ドイツの優秀なデザインの工業製品に贈られるiF賞も受賞しました。基本黒艶出しの外装ですが、白、紺、木地仕上げのものもたまに受注で製造しています。途中からM116Kとなり脚(Konsole)の補強パーツ?が付きました。モデル118をベースにしています。

 

コストの問題なのか製造をやめてしまったグッドデザインのアップライトがありました。ProBechsteinラインの3モデルです。

Balanceは116㎝でモデル118をベースに2001年から2008年まで製造されました。このBalance(バランス)の流れを濃く引き継いだのが上記のMillenium116だと自分は思っています。いい楽器でした。

 

Avanceは118㎝、同じく118をベースに2001年から2007年まで製造、キャスターがあることで、大きいサイズとなっています。

Ars Novaは124をベースに2001年から2008年まで製造、124㎝です。この3モデルは金属部分の塗装が3種類あり、シルバーと黒の組み合わせはよりモダンな印象を与えました。

2005年ごろからZimmermannブランドだったモデルが、Academyアカデミーラインへと変わっていきます。その4で説明いたします。

 

 

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