マイスター加藤のブログ
相承
ここ数日、戦前に製作されたベヒシュタインの調整が続いた。 そのころの価値観は随分現在とは異なり、こういう楽器に触れる度、誰かから原点を再提示されているような感じを受ける。 昔の録音を聴くと 「これはマイクや録音技術の問題… 続きを読む
納品
笑顔に労らわれ、日々の理不尽に疲れた気持ちが癒された。 ピアニストSさんがベヒシュタインの購入を決めて下さり昨日が納品だった。Sさんは音楽大学で講師をつともられながらピアニストとして積極的に活動されている。 ユーロピアノ… 続きを読む
再生
自分で針を刺したら音がもこもこになったので。。。 という電話を受けた。どんな事になっているのかとびくびくしながらの訪問だった。 お客様のピアノはザウター 185 デルタだった。 MK 「どんな風になさったんですか?」 … 続きを読む
荷物
ドイツピアノ製造技術者協会協会 (BDK) に入会している。マイスター試験のあと日本に帰ったので入会の必要がないと思い手続きをしないでいたが、会報の技術記事の翻訳などをする事もあるので何年か前に取引先のザウターさんの紹介… 続きを読む
本質
今週は1800年代のピアノに触れる機会に恵まれた。 トラベルソ (Flauto Traverso) 奏者のA先生が所有するErard, Pleyel, Boesendorderの調律を依頼されたが、全て1850年以前に製… 続きを読む
穴蔵
音楽専用ホールの裏には大抵の場合楽器倉庫が設備されている。 ここに、出番を待つ楽器等が置かれている。 ワインセラーのように温室度管理がしっかりされているので、今の季節だと、外からそこに入ると清涼感を感じ、子供の頃悪戯で、… 続きを読む
侘寂
今日はバリトンの薄 宏(はく ひろし/Bo Hong)さん、ユーリー・イリンさん伴奏のコンサートの調律に行ってきた。 今年は特に節電と温暖化とのダブルパンチでピアノも悲鳴を上げているらしく、少し早くから調律を始めた方が無… 続きを読む
断線
また切れた。。。 この時期断線が妙に多い感じだ。一昨日も断線修理があった。響板が湿気とエアコンの冷気により膨らむ事もその原因にあるかもしれない。 先日新たに弦を張った1800年代中頃のプレイエルの弦が1本切れた、と日曜連… 続きを読む