尾山調律師のブログ Die Musikgasse(音楽の小道)
今月の1枚 Augst 2023
ブラームスとクラリネット
4月に山形へホールピアノメンテナンスにうかがった際に、現地の技術者から教えてもらったCDです。以前にも掲載したS.ハフの演奏、今回はクラリネットソナタの伴奏でベヒシュタインが使われています。ク… 続きを読む
今月の1枚 Juli 2023
カツァリス+F.リスト+ベートーヴェン=無敵
以前にも紹介したCDで、現在はワーナーから全集として出ていあす。ベートーヴェンの9曲の交響曲をいくつかの異なるメーカーのピアノで弾いていることでも注目されました。 カツァリスがベヒシュタインを弾いているのは… 続きを読む
豊増昇のベヒシュタインE
吉祥寺コミュニティセンター北に素晴らしい楽器があります。豊増昇が使っていたというベヒシュタインのフルコンサートグランドEモデル。製造番号がなく、ケース番号から1928年頃の製造ではないかと思われます。 そこ… 続きを読む
今月の1枚 Juni 2023
フォーレのノクターンで梅雨を乗り切ろう!
先月恵比寿の日仏会館で堀江さんのフォーレ、ドビュッシーをベヒシュタインで聴きました。ホールの響きが足りなく、だいぶ苦労されていましたが、雨の中ノクターンはじめ即興曲などしっとりと響きました。 … 続きを読む
「どこかにベヒシュタイン」
「どこかでベートーヴェン」中山七里(宝島社)のミステリー小説にベヒシュタインの記述が。 「さよならドビュッシー」(同著者)の映画にもベヒシュタインが登場していたので、有り得ると思いながらも、実際主人公の岬洋… 続きを読む
今月の1枚 Mai 2023
硬派なBrahmsはお好き?
先月4月22日、ベヒシュタイン・セントラム東京のショールームで、ピアニストの安井耕一氏を招いて、コンサートイベントがありました。1867年製のベヒシュタインが、こんな音を出すのか!と驚きのイベントとなりまし… 続きを読む
「レコード芸術」の休刊
「レコード芸術」休刊! 新聞にその見出しを見つけた後、ショックから立ち直れずにいる。少しおおげさかもしれないが、それくらいの衝撃だった。 いつ創刊されたのか自分は知らないが、クラシック音楽を聴き始めた中学、… 続きを読む
今月の1枚 April 2023
グラナドスをベヒシュタインで聞く
グラナドスをベヒシュタインで聞くとは思ってもいなかった。グラナドスの曲の演奏=ラローチャという式しか知らなかったのですが、ベヒシュタイン社のKさんから聞いて購入してみました。バルボー・コーエンというフランス… 続きを読む
今月の1枚 März 2023
不等分律のシンフォニア
続けて3月もJ.S.バッハを。 ピアノを習う人は避けて通れない(と思う)J.S.バッハの「インベンションとシンフォニア」、息子のフリーデマンのために書かれただけあって、練習のイメージがつきまと… 続きを読む
「バラード」という名のワイン
サロンでの出来事から思うことVol.10
今日2月22日はF.ショパンの誕生日と言われています(諸説あります)。 「ノクターン」、「ソナタ」、「バラード」と聞くと、ピアノ好きの方であればおそらく「ショパン」というワードが連想されるのではないでしょう… 続きを読む