尾山調律師のブログ Die Musikgasse(音楽の小道)
今月の1枚 September 2022
Beautifulなエル=バシャのバッハ
今月はエル=バシャがバッハの組曲から選んだものを。日本での録音で、調律はベヒシュタイン・ジャパンの阿部です。彼はエル=バシャにたいそう気に入られて、「パリに連れて帰りたい」とまで言われたとか、言われていないとか。阿部のブ… 続きを読む
Burl WalnutのBechstein A192入庫待ち!
Bechstein A192のバール・ウォルナット艶出しがセントラム東京に展示となります。これは大屋根の裏側にフレーム部分が映りこんだ画像で、バール材の木目とがまじりあってなかなかいい雰囲気が出たなと思います。 楽器は現… 続きを読む
今月の1枚 Augst 2022
完全燃焼!ダルベルトのリスト
待望のM.ダルベルトのリストの新譜。D282を使用して弾き切っています! 過去にリストの曲集はDENONから出していましたが、ソナタは初めてではないかと思います。 クリスタルを思わせる硬質な響きで、ぐいぐい… 続きを読む
今月の1枚 Juli 2022
ヘフリガーのベートーヴェン
2021年1月に録音され、年末に出ていたCD、硬質のベヒシュタイン・トーンが心地よい。 有名なテノール歌手を父に持つアンドレアス・ヘフリガー、伴奏ピアニストとしても活躍しているが、ソロ活動も最… 続きを読む
Bechstein Bear がお出迎え
ベヒシュタイン社創業の地、ベルリンの語源、そして市の紋章にも採用されている「クマ」。ベヒシュタインも通称「ベヒグマ」の名でキャラクター採用しています。いくつかバージョンがある中で、今日比谷のセントラム東京には2頭のクマが… 続きを読む
今月の1枚 Juni 2022
Bechstein (Bj.1898)で奏でるDebussy
今月の1枚は、フィリップ・カッサールが1898年製造のBechsteinで録音したドビュッシー全集。「ベヒシュタイン物語」(戸塚亮一 南斗書房 1993)にも掲載されていますが、以前はADDA… 続きを読む
今月の1枚 Mai 2022
Im wunderschönen Monat Mai
やはり5月にはこの曲を思い出してしまう。H.ハイネの詩にシューマンが素晴らしいピアノをつけた歌曲集、「詩人の恋」の冒頭の曲。 「素晴らしく美しい5月に」はこの季節にどうしても聴きたくなります。… 続きを読む
モデルの変遷 アップライト編 その5
再度アカデミーシリーズに改名し、今後はまたA114がA2、A124がA4というモデル名に順次変更されていくと聞いています。数字が小さい方が小型という以前のナンバリングとは逆になっています。(この辺りは欧州車… 続きを読む
今月の1枚 April 2022 ブゾーニの編曲を聴く
以前ご紹介したDavid Theodor Schmidt(シュミット)のブゾーニ編曲ものを取り上げます。 デビューはソニーからだったと記憶していますが、これはHänssler(ヘンスラー)とい… 続きを読む
世界三大ピアノメーカーの謎
以前弊社のオウンドブログに掲載したものをこちらに再掲載いたします。 「世界三大ピアノメーカーの謎」 2021.10.10 「ベヒシュタインは世界三大ピアノメーカーの一つです」とカタログやチラシにある文言、普… 続きを読む