2020年5月3日(日)

モンポウというと、日本では熊本マリさんが弾いていた「歌と踊りNo.6」をテレビ番組で聞いた、という印象が強いです。さらにベヒシュタインでも内藤晃さんが同じ6番を弾いていて、愁いを含んだメロディと独特のリズム感で、「スペインってこんなかんじだなぁ」という、行ったことがないのにスペインを感じてしまう作曲家ですね。
カタルーニャ地方はスペインでも独特の言語、そして文化芸術が発展した地域で、今でも独立の動きも活発です。堀田善衛氏がそのへんについて詳しく書いてます。
このCDにはグラナドス、アルベニス、モンポウ以外はほぼ知らない作曲家の曲で構成され、こういう人たちもいたのか、という新たな発見があり聞いています。
他にはJoaquim Nin-Culmellいう人の”3Tonadas”という曲が、宮崎アニメのバックに流れてそうなリズムとメロディでワクワクしてきます。
J.マソはGerhardという作曲家のピアノ曲の全集をこのNaxosレーベルで行っています。セヴラックの曲集もかなり派手な音で弾いていますが、なかなかよいです。