2022年2月2日(水)
ベヒシュタイン工場にて働くK氏より教えてもらった1枚。2020年の録音だから、比較的新しい。CD新譜で目にしていたと思うが、ベヒシュタインを使用しているとは。調べても出てこなかった。早速購入してみると、ジャケットの後ろにすごく小さく「Piano C.BECHSTEIN」とある。これは気づかないなと独り言ちながら聴く。
夜に聞いたのがよくなかったのか、耳に硬質なベヒシュタインの音が残った。これは今のベヒシュタインの音だなぁと。低音はずしんと来るが金属的ではない、高音はクリスタルのようで芯に弾力も感じる。中音域の分離感はさすがだと。
スティーブン・ハフというピアニストはイギリスの中堅どころというイメージを持っていたが、じっくり聞くのは初めて。幻想曲では少しハフのテクニックが過ぎて雑に聞こえる個所もあったが、アラベスクはよかったです。
ジャケットの絵は、はじめC.D.フリードリヒかと思いましたが、P.Balkeという知らない人だった。月夜にうかぶ氷山?、各地に探検に行っていた様子でしょうか。