2022年11月2日(水)
同僚が録音のピアノ調律を担当したTorben Garlinと友達だというので、貸してもらった1枚。知らないレーベルだったが、ドイツ・ライプツィヒにあり日本でも手に入るようです。昨年の録音です。
個人的にちょっとわかりにくいと思って聞いていなかったスクリャービン。ショパンに影響を受けた(インスパイアされた)のがわかり、同じタイトルや番号の曲が並べられていると非常に聞きやすい。もっと曲の分析をそれぞれにすると、このピアニスト、C.セルバンの意図も明確になると思うが、そこは置いておいて聞くべし。
幻想曲ロ短調Op.28がスクリャービンの中ではよかった。「独自の作風を確立しつつある」と曲の説明にはあったが、随所にきれいなメロディが出てきて、弾く人も気持ちいいんじゃないか?と思う。
C.Serbanはルーマニア出身、ブカレストとドイツ・ベルリンやリューベックで学んだピアニスト。まったく知らなかったが、Igor Levitなどとともに注目の人ではないか?とこの1枚で感じた。