2011年8月7日(日)
笑顔に労らわれ、日々の理不尽に疲れた気持ちが癒された。
ピアニストSさんがベヒシュタインの購入を決めて下さり昨日が納品だった。Sさんは音楽大学で講師をつともられながらピアニストとして積極的に活動されている。
ユーロピアノで行なう工房コンサートにも出演いただいていることもあって、しばしば工房にも遊びにいらっしゃる。お話を聞いていても、演奏を聴いても音楽的に共感できる部分が多く、そして何よりもピアノで遊ぶのが大好きな事が伝わってくる事が嬉しい。
悩みに悩んだ末のご購入だった。
マンションの4階への搬入だったので、少し大きめのクレーンを使用しての搬入だった。
ちょっと大掛かりだったのでご近所のギャラリーも多く、ちょっとしたイベントになった。
慎重に窓からバルコニーへ引きずり入れた。
「わ~来た来た。嬉しいな」とピアノに抱きつくSさん
「今回下取りにしたピアノは、中学の時から使っていらっしゃたピアノで、一生懸命練習した様々な思い出があるんです」と潤んだ目でおっしゃいながら、別れを告げられていた。
Sピアニストとベヒシュタインの新しいエピソードが昨日8月6日始まった。