ベヒシュタインの持てる技術と、外観にめちゃくちゃにこだわったピアノがこれである。どう見ても日本家屋には似つかわしくない。これはポツダムにあるサン・スーシ宮殿に設置されている。近づくと
画家の筆遣い、木工職人ののみさばきも感じられるようだ。
いったいいくらするのか? 言わぬが花だが、誰かが購入して、世界のどこかにはあるはずだ。(簡単に移動できない、梱包するのも一苦労と聞く)
中身はB212であるから、弾き心地も最高です。が、気軽にタブレットとか置けない雰囲気、かもしだしてます。
さらにこちらは、わりと定期的に作られている?スフィンクスモデル。(中身はB212)こちらの方がまだ現代の家屋には向いているかもしれない(本当?)
たしか当時(2018年?)で2億円くらいだった記憶が。今はさらに上がっているだろう。他社でもそのくらいのお値段のするピアノがあります。北斎、クリムト、u.s.w.
こちらは1720年代のクリストフォリ製作のピアノ(Clavicembalo cor piano e forte)です。シンプルですが、この色使い。イタリアを感じませんか? 当時は豪華と言われていたかもしれません。
内側はうすいブルー。(塗り直している可能性もあるので、オリジナルかどうかは不詳)アウターケースの中に地味な木地の楽器が収められています。
今回はちょっと画像だけで終わらせてしまいましたが、楽器の本来の目的は「音」だから、見た目はあまり関係ない。とはいえ、さりとて見た目もその「音」に
なにかしらの影響は与えているでしょう。特にボディの装飾や彫刻、塗装は影響ありますね。
次回は「コロナ禍、コロナ後のピアノ」そして「コンクールのピアノ」と「コ」で2回を予定しています。