“Zimmermann” と綴ります。ポーランドのピアニストのツィメルマンはmとnが一つずつない綴り(Zimerman)、ヴァイオリニストのF.P.ツィンマーマンは同じ綴りですね。意味は同じ大工さん、部屋を作る人という意味からか。英語だとChamber、イタリア語だとCameraか。
現在はベヒシュタイン社がそのブランドを持ち、中国にて製造しているピアノに付けられています。自分が2003年、ユーロピアノ株式会社の技術研修生となった頃は、ベヒシュタインのセカンドブランドとしてドイツで作られていました。それが後のベヒシュタイン・アカデミーに受け継がれていきます。
歴史的にはなかなか古く、1884年、RichardとMax ZimmermannによってLeipzigで創業されました。戦後は旧東ドイツの国営会社になりました。1992年の春にベヒシュタイン社がブランドのオーナーとなり今に続いています。同じような名前のメーカーが結構存在していて、査定などでうかがうと全く違うZimmermannだったりします。(それはホフマンでもある話)
戦前のZimmermannのアップライトを修理した時、鍵盤が象牙だと思い込んで漂白をしたら、ひび割れてきてしまいセルロイドだと判明。お客様に説明して新しくアクリルを貼った覚えがあります。かなり精巧に作られたものでしたが、削ってにおいをかぐことを怠ったために間違えてしまいました。響きは重厚な感じだったなと記憶しています。
ベヒシュタイン製のZimmermannはとても良いピアノだった。今でも調律にうかがいますが、これが20年前は130万円ほどだったなんて信じられません。しかも木地仕上げで。ピアノは高くなりました。
次は「テュルマーというピアノ」です。