ベヒシュタイン・ジャパンブログ - ベヒシュタインジャパン公式サイト - Page 36
共鳴
特定の音が共鳴していると演奏に支障をきたすが、わざと共鳴させる弦の部分を設けているピアノもある。 現行品のベヒシュタイン・グランドピアノはこの共鳴弦部分が設置されている。 その共鳴部分をDuplex-Scalaと言うが、… 続きを読む
調整
二週間程前、古典調律の研修会を、国立音大調律科の同窓会有志で行なった。 講師に同期の友人、岡本芳雄君を兵庫県から呼んだ。 彼は社会に出てから、ずっとと言っていい位古典調律を研究している。色んなパターンを自分のアイデアを取… 続きを読む
査定

本日長野県のN高校にベヒシュタイン グランドピアノ Model A の修理査定に伺った。 大正13年に購入されたピアノは、長い歴史の中で酷く痛んでしまい、演奏で使用できない状態のまま音楽教室の片隅に置かれていた。 以前、… 続きを読む
愛着

以前会社の輸入と出荷を担当してたNさん(旧姓)が結婚してつくばに居を構えられた。 現在は、社労士の資格も取られ、地元の会計事務所にお勤めだ 趣味でフルートを吹く彼女から、「お薦めのいいピアノがあれば教えて欲しい」と、連絡… 続きを読む
収録

今日はテレビ収録の為の仕事だった。 仲道郁代さんがショパン時代プレイエルを手に入れられ、そのピアノを使ったBSフジの番組の収録が、代々木上原のムジカーザで行なわれた。 調律している姿も撮影されたので、少し映るのかな? 5… 続きを読む
道程

ベートーベンピアノソナタ op.111、そして、約3年半前、このプロジェクトの初日に録音したソナタを再収録し、近藤嘉宏さんのベートーベンピアノソナタ全曲録音の幕はおりた。 このプロジェクトをご一緒させていただいた事で、普… 続きを読む
畏敬

Die Kunst der Fuge とはよく言った物だ。 調律が終わりリフシッツのリハーサルが始まった。その演奏は、バッハの創造した響きの構築美の偉大さを改めて僕に提示し、音楽そのものに対して畏敬の念を抱かせた。 時の… 続きを読む
合奏

先週末になるが、国立市の芸小ホールでプレイエルを使用したコンサートがあり、調律の仕事をさせていただいた。 今年、国立音楽大学大学院を今年度修了する岡本さんが企画を立て、彼が所有するコルトー時代のプレイエル “モデル3bi… 続きを読む
納品

先週の金曜日、ベヒシュタイン M/P-192が今度相模原市に新設された相模原市立城山文化ホールに納品された。 納品時はあいにくの小雨だったが、トラックヤードにひさしもあり、運送屋さんが手際良く作業して下さったので、ピアノ… 続きを読む
会話

流石聞こえてくる響きがいいね~ 先日、コンスタンチン・リフシッツと樫本大進の両氏がコンサートのProbeにユーロピアノ八王子工房にやってきた。 リフシッツ氏が紀尾井ホールでのリサイタルに、ベヒシュタインを使うかどうかの確… 続きを読む
試聴

今回は試弾でなく試聴 珍しいスピーカーシステムがマウントされたベヒシュタイン M (180cm)がドイツよりちょっと前に入庫した。早速工房内で社内にある小型アンプを接続しiPhoneをつないだ音を聴いてみた。弦楽器の響き… 続きを読む
社長のブログNo.21 為替の変動

昨年8月以来、ギリシャ問題がまたまた取り上げられて、ユーロ安が一段と進みました。 弊社が、ユーロ圏からの輸入商品を取り扱うのでさぞかし利益を享受しているだろうという推測は半ば当たっていますし、 半ば〝飛んでもない!〟とい… 続きを読む
着地

引き取ったエラールのアクションの八王子工房での修復が完了し、作業に当たってくれたNさんと今日設置に伺った。 現代のアクションとは部品寸法が異なるっているので交換ではなく有るものを如何に修復するかがポイントになる。 ハイテ… 続きを読む
発明

今回1800年代のフランスのエラール (Sebastian Erard) の調整を引き受ける事になった。 お客様の自宅で調整をやりきる事が場所と道具の問題で少々困難な感じだったので、昨日アクション部分だけを引き取らせてい… 続きを読む
撮影

昨年初頭、20数年ぶりにTBS緑山スタジオに行った。以前務めていた会社は放送局の楽器管理業務が中心になっていたので、ドラマの収録時セットの中でピアノが使用されたりする時のピアノの調律もしばしばあった。多いときは週に数回緑… 続きを読む
年頭
自分ごときは未だ未だ飛び回らなければならなく、目が回るような2ヶ月だった。霜月と師走と陰暦で言うが、暦の謂れさえ咀嚼する間もなく月日が駆け抜けていった。年末紅白歌合戦を見て、漸く一年が閉じ、新しい年が始まるという事を認識… 続きを読む
巨匠
昨晩家に帰ったら頼んでいたアルド・チッコリーのCDが届いていた。いそいそと開封し、早速聴いてみた。 音符の少ない音楽をここ迄色彩感豊かに生き生きと表現できる物だな。。と聴き入ってしまった。 ペダルの使い方が、フレーズの抑… 続きを読む
勿体

会場の係の方に案内され、ピアノの置かれているフロアーに入った。 丁寧にそして趣味良く造られた(修復された)建物そのものから放出されるエネルギーを感じ、ふともうかれこれ20年程前になるが、デュッセルドルフの日本総領事邸のピ… 続きを読む