ベヒシュタイン・ジャパンブログ - ベヒシュタインジャパン公式サイト - Page 37
搬入
小田急線代々木八幡駅近くにある白寿ホールで声楽のコンサートが行われ、ピアノを貸出し移動した。 このホールは残響が比較的長く、ベヒシュタインのすっきりした響きが良いのでは。という演奏者のF先生のご依頼で持ち込むに至った。 … 続きを読む
敬意
昨日のリストの200回目の誕生日へのオマージュとし、今回の八王子工房コンサートはリスト編曲のベートーベン第9だった。 いつも、この工房コンサートをやっていただく末永匡さん稲岡千架さんによる、楽曲解説を含んだデュオコンサー… 続きを読む
上海
ベヒシュタインのシュルツェ社長が上海ミュージックメッセに訪問を兼ね先週来日した。この機会を利用し国内のディーラーを集め営業会議を行なった。 ヨーロッパのピアノ製造は、チェンバロやフォルテピアノの製造の延長線にある、と言う… 続きを読む
録音
近藤嘉宏さんのベートーベンピアノソナタ全集(鈴木大介さんDirection) のCD録音が終盤に入った。 昨日から録音が始まり今日が2日目。 今回の録音は後期の作品の “Hammerklavier ピアノソナ… 続きを読む
伴奏
ベヒシュタインは伴奏に良い。 歌や、他の楽器とのマッチングが聴いていて心地よいので、演奏者にとってもきっとそうだと思う。 水曜、八王子のニューグランドホテルの宴会場で、ウェルハイム八王子という老人ホームが主催する錦織健さ… 続きを読む
縦型
アニメやゲームの曲を多く作曲なさっていらっしゃる作曲家のWさんの自宅には、プライベートスタジオがある。 最近の曲は、シンセサーザー等、電子楽器での多重録音が多いと言う事らしいが、主題歌等でピアノを入れる事もありスタジオに… 続きを読む
相承
ここ数日、戦前に製作されたベヒシュタインの調整が続いた。 そのころの価値観は随分現在とは異なり、こういう楽器に触れる度、誰かから原点を再提示されているような感じを受ける。 昔の録音を聴くと 「これはマイクや録音技術の問題… 続きを読む
納品
笑顔に労らわれ、日々の理不尽に疲れた気持ちが癒された。 ピアニストSさんがベヒシュタインの購入を決めて下さり昨日が納品だった。Sさんは音楽大学で講師をつともられながらピアニストとして積極的に活動されている。 ユーロピアノ… 続きを読む
再生
自分で針を刺したら音がもこもこになったので。。。 という電話を受けた。どんな事になっているのかとびくびくしながらの訪問だった。 お客様のピアノはザウター 185 デルタだった。 MK 「どんな風になさったんですか?」 … 続きを読む
荷物
ドイツピアノ製造技術者協会協会 (BDK) に入会している。マイスター試験のあと日本に帰ったので入会の必要がないと思い手続きをしないでいたが、会報の技術記事の翻訳などをする事もあるので何年か前に取引先のザウターさんの紹介… 続きを読む
本質
今週は1800年代のピアノに触れる機会に恵まれた。 トラベルソ (Flauto Traverso) 奏者のA先生が所有するErard, Pleyel, Boesendorderの調律を依頼されたが、全て1850年以前に製… 続きを読む
穴蔵
音楽専用ホールの裏には大抵の場合楽器倉庫が設備されている。 ここに、出番を待つ楽器等が置かれている。 ワインセラーのように温室度管理がしっかりされているので、今の季節だと、外からそこに入ると清涼感を感じ、子供の頃悪戯で、… 続きを読む
侘寂
今日はバリトンの薄 宏(はく ひろし/Bo Hong)さん、ユーリー・イリンさん伴奏のコンサートの調律に行ってきた。 今年は特に節電と温暖化とのダブルパンチでピアノも悲鳴を上げているらしく、少し早くから調律を始めた方が無… 続きを読む
断線
また切れた。。。 この時期断線が妙に多い感じだ。一昨日も断線修理があった。響板が湿気とエアコンの冷気により膨らむ事もその原因にあるかもしれない。 先日新たに弦を張った1800年代中頃のプレイエルの弦が1本切れた、と日曜連… 続きを読む
記憶
駅からタクシーに乗れば良い という言葉をそのまま受け。無人駅に降り想像していたタクシー乗り場を探したら乗場は無くタクシーの電話番号が書いてあった。 ドイツ語初心者の僕は、公衆電話前で話すべき事をメモ書きし、何回か口に出し… 続きを読む
慈善
「二台が合わなくなっちゃったからホームコンサートに間に合うよう来られます?」 と依頼を受け、先週、国分寺の先生宅へ。 ヤマハC5の隣に、ベヒシュタインを新しく設置いただいたのが約3ヶ月前。弦が新しいから、と言う理由だけで… 続きを読む
無明
地下鉄外苑前の出口を上がり竹のアーチに誘われながら山門をくぐると現代の青山から受ける印象とは異なった世界に入る。 ここ梅窓院には、日本に最初にピアノを持って来たシーボルトの弟子として蘭学を学んだ 竹内玄同の墓もあると言う… 続きを読む
鍵盤
いかん。いいかげん更新しないと。ここの所湿気の影響で作業に普通より時間がかかる。。野暮用も入る。。。。 鍵盤の重さの調整で重要なのは、ある押さえる力 (down lift) で下がった鍵盤が、再び上がる為に押さえる力 (… 続きを読む