2009年1月8日(木)

薄化粧の響き

モダンピアノのバッハは、ベヒシュタインの感じが実にいい。旋律が歌のように聞こえる。 昨日、いつも懇意にして下さる福田ひかりさんのバッハシリーズの〆のリサイタルが杉並公会堂で行われた。 打ち上げの席で、 「化粧をしてない感… 続きを読む

2009年1月2日(金)

Pause

何処かに家族で旅行!という休暇でなく、年末年始は家で休息しながら過ごしている。故に、Vacationで無くPauseなのだ。と言う事で、つれづれなるままに。。。 何処かのバカな政策のとばっちりで、本当に驚くような変化を実… 続きを読む

2008年12月23日(火)

納品立会

杉並区にお住まいのM先生のお宅に以前から調律にお伺いしている で、今回にお伺いすると。 M先生「学校も定年も迎えたし、これから自分の音楽をもっとやって行こうと思い、やはり思い切ってピアノを新しくしてしまおうかと考えている… 続きを読む

2008年12月16日(火)

熟成する音

ボジョレーヌーボは美味いかどうかと言えば「まだ成熟と言う物とはかけ離れた味」で、舌ツツミを打つ衝動に駆られるにあたる物ではないように、できたてのピアノも、ワイン程極端ではないが、まだ響きが若い感じがする。 しかし、良いピ… 続きを読む

2008年12月7日(日)

録音

前回と同じような風景だが違う場所なのだ 秩父ミューズパークは埼玉の奥地に忽然と存在していた。ここで録音したCDはいくつか知ってるが、訪れたのは初めて。 朝5時少し回った頃に家を出て、圏央道と関越を走りい、最後にドイツのブ… 続きを読む

2008年12月2日(火)

音色で描く

内藤晃さんの音楽は知的で整然とした美しさがある。 杉並公会堂コンサート、東大和ハミングホールでのレコーディングで仕事をご一緒させていただいたが、意図的に描かれる響きの積層と揺らめきにはいつも驚かされる。 今回の津田ホール… 続きを読む

2008年11月30日(日)

真剣勝負

アップロードが遅くなってしまたが、一週間と少し前、サントリーホール(小)にご本人が所有される1920年製のベヒシュイタインE型を持ち込み、F先生ご夫妻の、シューベルト 冬の旅の演奏会が行われた。 以前このブログでも紹介さ… 続きを読む

2008年11月19日(水)

現物合わせ

どうしたらいいんだろ。。。 ヨーロッパで修復されたベーゼンドルファーのアクションだが、テコの比率がどうにも普通ではないよぷだ。 恐らくバックハウスの為に調整されたものだという話だが、鍵盤は非常に重く且つ鍵盤は浅く、普通の… 続きを読む

2008年11月12日(水)

巨匠の目が

何だか視線を感じるが。。。 と、思いながらの調律だった。 ここ、経堂のFさんの家にはいつも調律にうかがっているが、なんでだろ? 仕事を終え、Fさんを呼びに。 MK「ますますいい感じでこのピアノ響いてますね。ここの空気は乾… 続きを読む

2008年11月3日(月)

故郷で

故郷の多治見市にあるピアノ屋さんの堀江さん 僕の調律師への水路を最初にひいて下さった方だ。 今回新社屋10周年を機にサロンの改装をされ、ご友人を中心に集められ、個性的なコンサートが行われた。 自分もここに、30年近く前に… 続きを読む