ソ連のピアノ(ロシア)

2026年1月2日(金)

 

なぜ急にソ連? ロシア?、

たまたま手にした黒田龍之助氏の「その他の外国語エトセトラ」(ちくま文庫)を読んだことがきっかけ。ロシア語をはじめとした、自分にはなかなかなじみのなかったチェコ語、ポーランド語にまつわる興味深い話が「少しロシアを見直してみよう」となった。めちゃくちゃ面白かった。

ソ連からロシア連邦となりすでに30年以上が経過した。現在も周辺の国との戦争、経済摩擦、大国として世界情勢への影響は計り知れない。ピアノの世界では19世紀ロシア、ソ連時代に多くのピアニストを輩出し、いわゆる「ロシアピアニズム」という言葉があるほど一世を風靡した(している)。ラフマニノフ、スクリャービンからホロヴィッツ、ギレリス、リヒテル、アシュケナージ、プレトニョフ、ソコロフやキーシン、枚挙にいとまがない。

しかし「ピアノメーカー」となるとほとんど知られたものはないのでは? 旧ソ連のエストニアのその名も「エストニア」くらいでは?と。もちろんマイナーメーカーではあるのかもしれないが、ピアニストを多く輩出している国としては少し寂しい。世界史から眺めると、ソ連・ロシアは数百年と続いてきた「ヨーロッパ音楽」を後から輸入した地域なのだ。そういう意味では、ピアノメーカーに関しては異なるが、アジアの日本や中国などと同じ背景があるのかもしれない。日本のメーカーのブランドでは「チャイコフスキー」や「レニングラード」のような名前があったような。

ドイツにいた時、旧ソ連のピアノは塗装がすごく柔らかいと聞いたことがある。理由は寒さで外装が割れてしまうからと。そのため強く指で押すと指紋が付いてしまうとも聞いた。ほんとかな?と思いつつも、ついに目にすることなく今に至る(北朝鮮のピアノ見たことがあるけど)。日本でも北海道なんかではそうかもしれないが、ドイツでは寒さのためにピアノの運送が延期になると(今後は暑さでもそれは出てくるかもしれない)。北海道や東北はそもそも雪がすごくて車が走れないこともあると思うが。

ロシア語から派生して、現在W.ホフマンを製造しているチェコ・フラデツクラローヴェにいつか行く時に、挨拶くらいチェコ語でできるといいなぁと思いつつ。

ちなみにロシア語では自分の名前はこうなる(のかな?)。

OЯMA  ИTAP

 

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