コンクールのピアノ

2025年7月4日(金)

 

 

ベヒシュタインが、第19回ショパンコンクールの公式ピアノに採用されたというニュースが入ってきて、少し興奮しています。

1975年の第9回目に出していたという情報をどこかで聞いたことがありますが(インスタグラム等でWe Are Backと宣伝していたので、過去に出ていたことはあるのだろうと)、それにしても半世紀ぶりのことです。

このコロナ禍の後、オンラインLIVEで世界中のコンクール、コンサート、イベントが気軽に観られるようになり、日本においてもピアノコンクール熱の高まりを感じていたところなので、これからコンテスタントの方達にもっとベヒシュタインを弾いてもらい、ぜひ秋の本番でも・・・と期待してしまうところです。ワルシャワのお店にもコンサートグランドを運ぶようで、練習もできるようにすると聞いています。

と、もともとはこの内容ではなく、「コンクールのピアノ」は公式採用メーカーにとって、非常に大きなプレッシャーの中にあるということを書く予定でした。それこそ第17回のF社のようになってしまうかもしれません。期待が大きい分、それが外れた時の落差も大きくなります。(F社はその次の回で華々しい結果を残しましたね)

自分としても、純粋に最近の世界のショパン演奏のトレンドを探りつつ、楽しむという状況にはなくなってしまいました。とにかくコンテスタントが満足するピアノであってほしいと祈るばかりです。