2025年12月18日(木)
アレクサンドル・スクリャービン、ベヒシュタインを所有していた。
ラフマニノフとほぼ同時代のピアニスト、作曲家だが、聞かず嫌いかあまり自分にはなじみがなかった。ここ最近ショパンの同名曲(プレリュードやエチュード、マズルカなど)を混ぜ合わせたCDを聴いてから少しイメージ(調性がなくなり神秘主義という怪しげなものに傾倒していくというイメージ)が変わってきた。
また、彼の初期の作品を取り上げたM.LettbergのCD(調律担当はレジェンドのNaoki Pohl Yamauchiでピアノはベヒシュタイン)もよかった。ショパンの影響をかなり受けつつ、よりスラヴ臭を強めたようなイメージへと。唯一のピアノ協奏曲はラフマニノフとかなり似ていて、そういう時代だったのかな?と思います。
ホロヴィッツがソ連を訪問(あくまでも訪問)した際に、スクリャービンのベヒシュタイン(B型)を弾いていたのは印象的だった。ラフマニノフやスクリャービンとの交流があった人だったのだなぁと実感する。音はかなりくたびれて聞こえた。たしかその映像のうしろでプレトニョフが聞いていたような。(最近プレトニョフもスクリャービンの曲集を録音している)
音に色を感じる共感覚の持ち主だったと言われるスクリャービン、凡人には見られない音を見ていたのだろうか。
次は「先生のピアノ」