2017年4月2日(日)

音律

響のテンションに対する音律の影響の効果を上手く利用している意味で、自分にとって最も興味深い音楽家はモーツァルトだ。 現在、鍵盤楽器などの調律方法は1オクターブを12に等分割する”平均律”というシステムで調律する。この場合… 続きを読む

2017年3月22日(水)

倍音

先日、現代曲の録音の調律依頼をピアニストの飯野明日香さんから頂き、2日間、立会い調律をさせていただいた。今まで、集中して現代曲を聴く習慣が殆どなかったことから、今回の録音での経験で新たな発見がいくつかあった。その中の一つ… 続きを読む

2017年3月15日(水)

動機

普段の練習で最悪なピアノを使い、本番でいつもと違う良いピアノに当たってテンションを高めたい。 ということをおっしゃった方がいる。というレポートを読んだ。 最悪の環境でといえば、蒔きを背負い仕事をしながらも読書をし大成した… 続きを読む

赤坂ファーストフライデーコンサート出演者募集!

  出演者募集   ~アットホームな雰囲気の中で、気軽に演奏会を開きませんか?~ 現在ピアニストとして活動されている方、またはピアニストを目指している方、音高・音大生の方、ピアノ教室の先生、本格的に演… 続きを読む

特任講師 末永匡先生 リスト バラード2番~ベヒシュタイン in楽器フェア 

昨年、楽器フェアで末永先生の演奏を聴いたお客様が、浜松町スタジオへ ベヒシュタインピアノの試弾にいらっしゃいました。「今までに いろいろリスト バラード2番を聴いてきたけれども末永先生の演奏が最高に素晴らしくて 感動しま… 続きを読む

2016年12月24日(土)

東京ショールーム 定休日及び営業時間変更のお知らせ

誠に勝手ながら東京ショールームは、2017年より定休日及び営業時間を以下のように変更致します。     定休日 現:不定休(水曜日と日曜日は事前予約制) ↓ 新:水曜日(予め予約を頂戴した場合、時間外… 続きを読む

2016年12月13日(火)

ピアニスト ルカ・ドゥバルグさんご来店

先日、来日中のフランスのピアニスト ルカ・ドゥバルグ Lucas Debargue さんが汐留ベヒシュタイン・サロンに練習にいらっしゃいました。 お昼の休憩を挟んだとはいえ約6時間弾き続ける、素晴らしい集中力でした! ド… 続きを読む

浜松町ベヒシュタイン・サロン(2台ピアノ設置スタジオ) ピアノ変更のお知らせ

いつもご利用ありがとうございます。 この度、Bスタジオのホフマン トラディショナルT161は、お客様にご購入いただいた為、新たに新品のホフマン  プロフェッショナルWH162P (小売価格3,780,000円税込)を設置… 続きを読む

2016年12月2日(金)

平行弦の現代ピアノにクリアーな響きを聴く

ピアニスト・指揮者のダニエル・バレンボイムがピアノメーカーと共同開発した新しいピアノ(発想としては昔のピアノに戻ったともいえますが)の録音を聴きました。同僚が購入したので、さっそく他の人の意見や印象をいろいろ聞いています… 続きを読む

2016年11月8日(火)

ゾルターン・コチシュ逝去

急に冷え込んできたこの頃、新聞を見て驚いた。ハンガリーの三羽烏の一人、コチシュが亡くなったというのだ。64歳、これからますます芸が深まると期待されていたのだが。 コチシュのピアノでは、バルトークやコダーイといったハンガリ… 続きを読む

2016年11月3日(木)

感受

僭越ながら、録音に当たってプレイエルの調律で参加させていただいたことから、今ソニーミュージックから販売されている仲道郁代さんの永遠のショパン、(Sony music label SICC 9002-03, Love Ch… 続きを読む

Neupert スピネットzenti納入してきました♪

先日、無事納入してきたNeupert zenti(ノイペルト ツェンティ)です。 注文してからは1ヵ月も待たずに日本に入ってきてましたが、お客様の都合により10月に延びておりました。 この色はターコイズブルーで金のライン… 続きを読む

【連載】ベヒシュタイン物語 第3楽章 ベヒシュタインはこうして作られる

24,《材料・製作過程》   24-15〈ハンマー HAEMMER〉 鍵盤を押したピアニストの意志に従い、弦を打って最終的に音を出すのがハンマーです。ピアノという楽器が生を受けてから、さまざまなハンマーが用いら… 続きを読む

【連載】ベヒシュタイン物語 目次

皆様こんにちは。 2015年3月から連載をしております“ベヒシュタイン物語”ですが、いよいよ中盤に差し掛かりました。 そこで、途中からお読みになり始めた方にも過去の掲載が見やすいように目次を作成いたしました。 お読みにな… 続きを読む

第16回ベヒシュタイン・デー 哀愁のヴィオラ&ピアノ

第16回ベヒシュタイン・デー 哀愁のヴィオラ&ピアノ 落ち着きのある渋い音色のヴィオラ。 オーケストラではあまり目立つ存在ではないものの弦楽器と管楽器の橋渡し役として、また内声部を支える縁の下の力持ちという重要な役割を担… 続きを読む

2016年9月29日(木)

My Favorite CD Vol.40 W.クリーンのシューベルト

以前ある楽器店のイベントで、上野真さんが弾いていたシューベルトのピアノソナタイ長調D.664を聴いて、「いつか弾いてみたい」と最近楽譜を入手しました。聴き逃していた音符なども多数あって、アルペジオの和音で弾き損じそうです… 続きを読む

赤坂ベヒシュタイン・サロン補助ペダル設置しました!

こんにちは! 赤坂ベヒシュタイン・サロン(スタジオ)をご利用される皆様に朗報です。 今まではわざわざお持ち頂いておりましたが、やっと補助ペダルの設置が完了しました! 発表会前など、小さなお子様のご利用どんどんお待ちしてお… 続きを読む

2016年9月14日(水)

My Favorite CD Vol.39  シーララデビューより早10年

シーララというフィンランドのピアニストをご存知でしょうか? すでに何回も来日していますので、お聴きになった方もいらっしゃるでしょう。 私はドイツにいる時にシーララを2回聴きました(10年以上前のことです)。 1回目はケル… 続きを読む

2016年9月9日(金)

録音

録音現場の緊張感は、コンサートの時とは違う。 演奏会の場合、会場と観客もその場の空気感を作る要素になり、演奏家がその空気感から何かを感じパフォーマンスが変化する様子をステージの袖から感じる事がある。コンサートは一発勝負だ… 続きを読む

2016年9月7日(水)

My Favorite CD Vol.38 ラローチャのスペインもの

86歳で世を去ったラローチャの、1970年代のスペインものの録音。歯切れがいいです。日本の残暑厳しい9月に聴くとより熱くなりそうですが、スペインはじめヨーロッパの夏の夜は乾燥して意外に冷え込みますので、ちょうどいいかもし… 続きを読む